犬のトイレは最初が肝心!環境&覚え方について
わんこをお迎えすると多くの人がぶつかるのが「トイレ問題」。お部屋の隅やお布団、カーペットなどにトイレをされると大変ですよね。そんなトイレのしつけは最初が肝心です。
本記事ではわんこのトイレについて、本来の習性と覚えさせ方について解説していきます!
目次
まずはわんこの習性を知るところから
子犬などのお悩みで多いのは「カーペットでトイレをしてしまう」こと。
なぜ、カーペットなどで粗相をしてしまうのでしょうか?
犬は元来、草むらや土の上でオシッコをする生き物です。
つまり、本能的に柔らかい場所をトイレとして認識してしまうのです。
これは犬の本能から引き起こされる現象と言えます。
ただし、これはトイレを正しい場所でする習慣を身につけることで、解決します。
そんな「トイレの覚え方」は以下の4ステップで進めていきましょう!
トイレの覚え方
①トイレの場所を決める
トイレトレーニングはお迎え初日からスタートします!
トイレトレーニングは、環境づくりも非常に大切。
まずは、トイレの場所を決めましょう。
トイレは大きく2通りの方法が考えられます。
お庭や散歩で済ませる
大型犬などを飼育している方は、オシッコの量が多いことからもお外でトイレを済ませる場合が多いでしょう。
犬がトイレを我慢できるのは子犬で月齢+1時間、成犬で12時間程度。
ただ、まだワクチン接種が終わっていない子は外で歩くことができません。
最初の頃は室内でトイレさせるようにしましょう。
室内にトイレを設置する
小型犬を飼育している方は室内のトイレを使う方が多いかと思います。
市販のトイレトレーやペットシーツを使い、トイレを覚えてもらいましょう。
最初はトイレトレー+シーツを設置します。
特に最初はトイレの入り口以外をサークルや柵などで囲うことで、失敗は減ります。
また広めのケージの一画を囲い、トイレを作るご家庭も多いようです。
この際、極力寝床(ベッドなど)とは少し離すか、難しければ区切りをつけてあげることがおすすめです。
犬は本来キレイ好きな生き物です。区切りをつけてあげることも、成功率に繋がります。
リビングで放している時間が長いご家庭は、カーペットなど犬がトイレと間違いやすいものは一旦撤去することをおすすめします。
失敗を減らすことも、トレーニング成功への近道です。
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仕切りがあるタイプのトイレは、トイレの位置を覚えやすくするためトレーニングにピッタリです。メッシュはひっかいたりペットシーツを出したりすることを防ぐのでケージの中に設置しても安心して使えます。
②トイレ・トイレシーツに慣らせる
ペットショップやブリーダーなどでトイレトレーを使っている子はあまり抵抗がないでしょうが、一部の子はトイレトレーに抵抗を示す子もいます。
そういう場合は、まずはトイレの上に乗れただけでも褒めてあげましょう。
おやつなどで誘導し、トイレに乗れたらおやつを与えます。
そうすることで、「トイレの上に乗るのはいいこと」だと覚えてもらいます。
③トイレのタイミングに誘導する
わんこがトイレするタイミングを見計らって、わんこをトイレコーナーへ誘導しましょう。
最初の頃はこちらがコントロールし、誘導してあげたほうが成功率が上がります。
特に、こんなタイミングにトイレの上へ誘導します。
- 寝起きの時
- 遊んだ後
また、犬はトイレをしたくなると下記のような行動を取ります。
こんなサインが見られた時も、トイレに連れて行ってあげましょう。
- 床の匂いをクンクンと書いでいる時
- くるくると回っている時
誘導の際はおやつを使ってあげることがおすすめです。
わんこのやる気アップにも繋がりますよ。
④トイレに成功したら
トイレが成功したら、しっかり褒めてあげましょう。
おやつをあげながら褒めてもいいかもしれません。
ここでポイントとなるのは、以下の3つです。
できたらすぐに褒めの声かけをすること
時間が経ってから褒めても、犬は何で褒められたか認識できない可能性があります。できたらすぐに褒めてあげましょう。
褒め方は家族で統一すること
「おりこう」「イイコ」「えらいね」と、色んな言葉で褒めてしまうと犬は褒めの言葉を認識しづらくなります。声の掛け方は家族で統一しましょう。
大袈裟に褒めすぎないこと
えらいね〜!とワシャワシャ撫でたくなるかもしれませんが、わんこがそれを「嫌だなあ」と思ってしまうと、せっかくの褒める声かけが嫌なものになってしまいます。落ち着いたトーンで褒めてあげましょう。
成功→褒められる、という体験を積み上げることで、自分からトイレをするようになります。
できるようになってきたら、トイレに設置した囲いを徐々に外していきましょう。
そうはいいつつ、どこかのタイミングで失敗してしまうこともあるでしょう。
その時の正しい行動は、「反応せずに静かに片付ける」こと!
「こら〜!」と声を出したり、大袈裟なリアクションをすると犬は「喜んでくれてる!」と勘違いする場合があります。
もしカーペットなどで粗相してしまった場合も、あまり大きなリアクションは取らずに静かに片付けましょう。
失敗ばかりしてイライラ・・・という方もいるかもしれません。
ただ、「トイレトレーで失敗せずにトイレをしてほしい」というのはあくまで人側の都合ですよね。
犬からすると、トイレをしていいのはトレーやペットシーツの上だけ!と認識するのはとても難しいことです。
どのご家庭でも、どんなわんこでも失敗はつきもの。
根気よくトレーニングして、上手にできたらたくさん褒めてあげてください。
また、マットの上など同じ場所に失敗してしまう場合は、思い切って一度マットを撤去したり、失敗してしまう場所を柵で囲うなどして、できるようになるまでは入れないようにしましょう。
本日のまとめ
- トイレしやすい環境づくりをしよう
- まずはトイレに慣れることから
- 上手にできたらたくさん褒めよう
- 失敗しても反応せずに対応しよう
わんこにトイレを覚えさせるには、最初と根気がとっても大切です。ぜひ実践してみてくださいね。