わんこライフマガジン:人懐こくて甘えん坊なコーギーと暮らすまここさん
UPDATE.2023.11.03
わんことのリアルな暮らしをお届けする企画「わんこライフマガジン」。
第7回にご登場いただくのは、とても人懐こいコーギーと暮らす、まここさんです。
1歳半のコーギー(ウェルシュ・コーギー・ペンブローク)、はち子ちゃんとの出会いや、一緒に暮らすなかで工夫してきたことなどについて伺いました。
まここさん東京都在住
はち子ちゃんとの出会い
はち子ちゃんとまここさん夫婦の出会いは、全国のブリーダーがパピーの情報を掲載しているサイトでした。かわいいわんこがいないかな、と探していたところ、はち子ちゃんの姿に一目惚れ。ブリーダーさんの拠点は少し遠かったのですが、すぐに会いに行ったのだそうです。
Q.ペットショップなどではなく、ブリーダーをメインに探していたのはなぜですか?
まここさん
会社の上司から「ブリーダーの紹介サイトを見て子猫をお迎えした」と聞いたのがきっかけです。そのパピー版があると知って、検索して見つけたのがはち子でした。夫と「正面を向いている写真がかわいいね」と盛り上がり、いざ会ってみたら最初から手をペロペロなめてくれてすごく人懐っこくて、その場でお迎えを決意しました。
Q.お迎えした当初、不安だったことはありましたか?
まここさん
私は小さいころからわんこと暮らしてはいたものの、しつけは両親に任せていたし、夫もわんこと暮らすのが初めてだったので、ちゃんとお世話ができるか少し心配ではありました。
Q.その不安はどうやって解消しましたか?
まここさん
最初のうちは、ブリーダーさんにいろいろ教えていただきました。用意するケージの大きさとか、ケージのなかに入れたほうがいいものとか…。「わからないことがあれば何でも聞いてください」と言って下さって、とても心強かったですね。お世話に慣れてきたら、自分で調べて動画を見ながら勉強して、少しずつはち子に合う方法を見つけていきました。
Q.最初はトイレトレーニングに苦労する場合もあるようですが、はち子ちゃんはどうでしたか?
まここさん
トイレは家に来たときからちゃんとペットシーツにしてくれたので、ケージのなかで過ごしている間はそんなに苦労しませんでした。ですが、自由に部屋を動き回るようになると間に合わないのか失敗してしまうことが増えて…。動ける範囲を狭めたり、意識的にトイレに連れて行ったりを繰り返していくうちに粗相の回数は減っていき、今ではほとんど失敗することはなくなりました。
はち子ちゃんの性格
寂しがり屋でとても甘えん坊だというはち子ちゃん。「コーギーにしてはおとなしいね」と言われることもありますが、人が大好きで誰に対しても「なでて〜!」と近づいていくそうです。環境適応能力も高いようで、ご主人の実家に預けたときも、とてもいい子にしていたのだとか。
Q.ご実家では何日間過ごしたのでしょうか?
まここさん
4日ほどです。私たちが北海道旅行に行っている間、預かってもらいました。旅行の日程は前から決まっていたので、実はその1ヶ月ほど前にも環境に慣れさせるために実家へ連れて行ったんです。そのかいあってか、体調を崩すこともなくいつもどおり過ごしていたみたいです。何ともなくて安心しましたが、飼い主としては少し寂しい気もしました(笑)。
1日の生活
お散歩は一日2回。休日には、早朝から遊びに出かけることもあるのだそうです。はち子ちゃんとの1日の生活について、教えていただきました。
朝 | 朝は、6時40分〜7時15分くらいまでお散歩へ。そのあと朝ごはんを食べます。 まここさん夫婦の仕事が休みの日は、7時前後に出発し、遠くの公園まで1時間ほどお散歩することもあります。 |
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昼 | リビングでスヤスヤ。ソファの上やまここさんの椅子の下など、お気に入りの場所を転々と移動しながら寝ています。 まここさんたちがランチを食べたあと、一緒におもちゃで遊ぶことも。 |
夕方 | 18時前後に夕ごはん。仕事が終わる時間に合わせて夕方のお散歩へ行きます。 早ければ18時半、遅ければ20時前後になることも。 |
夜 | 夜はおもちゃで遊びます。 寝る直前には、「なでて!」とおねだり。なでなでしてもらいながら眠りにつきます。 |
Q.しっかりお散歩されている印象を受けました。
まここさん
実は、お迎え当初はあまり散歩していなかったんです。ワクチン接種が済んで散歩の準備が整ってからも、いまいちタイミングが掴めなくて。
でも、予防接種で病院に連れていったとき、獣医さんにその話をしたら「もう少し犬慣れさせたほうがいいですよ」とアドバイスいただきました。ほかのわんこときちんと触れ合って社会性を身につけさせたほうが、将来的にもわんこ自身の幸福度が上がるから、とのことで。それからは、私たちも積極的に散歩へ連れ出すようになったんです。
Q.「犬慣れ」させるにあたって、ほかにも何か工夫したことはありますか?
まここさん
病院で開催されている「パピー教室」に行きました。教室は3時間ほどで、簡単なしつけ方をドッグトレーナーさんに教えていただいたり、参加している他のパピーたちと追いかけっこやおもちゃで一緒に遊ぶというものだったのですが、この体験がわんこにとっては大切みたいで。同じ空間でわんこ同士が遊んでいるのを見たり、じゃれ方を学んだりしながら、コミュニティでの振る舞いを覚えていくようです。
はち子も最初は一歩引いて見ているだけだったのですが、ほかのわんこに誘われて少しずつ輪のなかに入っていって…最終的には、はち子のほうから近づいて仲良くできるようにもなっていました。
Q.参加したかいがあったんですね。今はどんな様子ですか?
まここさん
今ではわんこ友達もできて、楽しそうにしています。早朝から出かけるのは、はち子のお友達がその時間帯にお散歩をしているからなんです。毎朝起きるのは大変ですが、はち子もみんなに会うのをとても楽しみにしているみたいなので、私も毎日頑張っています!
お金事情
最近、病気が見つかったというはち子ちゃん。
1ヶ月にかかっている費用について、教えていただきました!
フード・おやつ代 | 約5,000〜6,000円 |
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医療費 | 月によってばらつきあり。 直近は血液検査を受けており、大体1万前後 |
トリミング・お手入れ費用 | ・歯磨きガムが約2,000円。 ・シャンプーは自宅で実施。爪切りはお散歩で削れるため不要。 |
保険料 | なし |
入院費・手術費 | ・避妊手術:35,000円 ・血液検査:毎回4,000円ほど |
Q.「血液検査」とありますが、何の病気だったのでしょうか。
まここさん
免疫介在性溶血性貧血という病気にかかりました。おもちゃで遊んだあと、ソファーに血がついているのに気づいて体を調べたら、歯茎から血が出ていたんです。そんなに強く引っ張ったわけでもないのに…と心配になって病院で血液検査をして、この病気だとわかりました。
頻度を調整しながら継続して薬を飲んでいることでかなり良くなりましたが、今も定期的に検査をしています。この病気の経過観察のための血液検査や薬代が継続してかかっているため、保険に入っておけばよかったかな、と少し思っています。治療中は加入できないので、終わったら検討しようと話しているところです。
わんこと暮らしてよかったこと
これまでは、ご近所との交流もそんなになかったというまここさん。ですが今では、毎朝のお散歩のおかげでわんこと暮らしている人との交流が増え、地域コミュニティーの輪に入るきっかけになって、とてもありがたく感じているのだそう。ご近所さんはみんなとても優しく、「ここのドッグランがいいよ!」とか、「あの通りにわんこOKのお店があって、ごはんがおいしいよ。店長もわんこ好きで、話が通じやすいよ」などと教えてくれるのだとか。
人懐っこいはち子ちゃん、これからもわんこ友達と仲良く、楽しく過ごしてね!
PROFILE
あやこあにぃ
元測量士、かつてクマの研究もしていた動物好きのWebライター&作家です!インタビュー記事やコラム、小説など、幅広く執筆活動中です。