わんこライフマガジン:愛犬との出会いをきっかけに、ペットフードの開発も始めた清水香澄さん
UPDATE.2024.02.05
わんことのリアルな暮らしをお届けする企画「わんこライフマガジン」。
第8回にご登場いただくのは、家族が大好きでちょっと甘えん坊な小型犬と暮らす清水香澄さんです。
1歳半のカニンヘン・ダックスフンド、ジェニちゃんとの生活や、出会いによって香澄さん自身に生まれた変化について伺いました。
清水香澄さん岐阜県在住
ジェニちゃんとの出会い
もともと幼いころからわんこと一緒に暮らしていた香澄さん。都会で一人暮らしをしているときもわんこと暮らしたい…と考えていたそう。地元である岐阜県で家族と暮らし始めたことをきっかけに、一緒に暮らすわんこを探し始めました。そんなとき偶然ブリーダーさんのInstagramで見かけたジェニちゃんに一目惚れ。投稿を見た次の日には会いに行ったそう。
Q.偶然見かけたInstagramでの出会い!運命的ですね。
清水香澄さん
家の近くのブリーダーさんだったこともあって、すぐに会いに行きました。出会った瞬間にこの子だ!とビビッときて。迎え入れるまでの2ヶ月間はたくさん会いに行って、慣れてもらえるように心がけました。
Q.お迎えする上で、不安だったポイントはありますか?
清水香澄さん
人が苦手だったり、やんちゃだったり、一緒に暮らしてみないとどんな性格のわんこなのか分からない部分が少し不安でした。でもそこも含めて、一緒に暮らすなら絶対に幸せにしてあげようと決意。事前に犬種の特徴やしつけ方法を調べて、不安な気持ちを育てる覚悟に変えていきました。
Q.実際にしつけの部分で苦労したポイントはありますか?
清水香澄さん
基本的なしつけやトイレトレーニングはスムーズにできました。ですが、外でオシッコをするのは苦手なようで…。今も散歩中はオシッコを我慢してしまいます。散歩から帰ってきたら急いでトイレに向かっていることも。長時間出かけるときなどは、ペットシーツを持っていって、そこでオシッコしてもらっています。
Q.外でのオシッコが苦手という子もいるんですね!
清水香澄さん
外でしかできない子もいますが、家と同じ環境でしかできないという子も結構いるようです。ダックスは胴が長いので、体が入りきるように大きめのペットシーツを持って出かけるようにしています。ペットシーツがあれば、慣れない環境でもオシッコしてくれるので助かります。
ジェニちゃんの性格
甘えん坊で家族が大好きなジェニちゃん。家族がおうちにいるときは、甘えてくっついたり、トイレまでついていったり。香澄さんの甥っ子や姪っ子と遊ぶことも大好きです。人にもわんこにもはじめての相手だとちょっとビビってしまう性格。食べるのが大好きで、人間が食べているものにも興味津々だそう。
愛犬の健康を考え、ドッグフードの開発へ
フィットネストレーナーの経験から、もっと食に関わりたいと農家へと転身した香澄さん。人間の食について考えるなかで、わんこの食についても興味が出るように。
Q.ドッグフード開発のきっかけと想いを教えてください
清水香澄さん
INUVEGE(イヌベジ)では、わたしが生産する農園野菜と鹿肉、鶏肉、鯖を組み合わせた3種類を販売しています。
開発を始めたのは、人間が食べるものに気をつかうのと同じで犬が食べるものにももっと気をつけてあげたいと思ったのがきっかけです。犬は人間よりも体が小さい分、食べたものがすぐ体の見た目や健康状態に反映されます。だからこそ内面からわんこの健康に気を配ってあげたいと思い、INUVEGE(イヌベジ)の開発に至りました。顔が見える生産者さんが作った野菜やお肉を使って安全で、栄養いっぱいのごはんをたくさん食べてほしいです。
1日の生活
まだやんちゃ盛りなジェニちゃん。家族がおうちにいないときはケージで過ごしています。家族がいるときは遊ぶ、ケージの中ではゆっくり寝る、とメリハリをつけた生活をしているのだとか。
朝 | どんな時でも7時ぴったりに人間を起こしにきて、朝ごはんでイヌベジ100gを食べます。 人間の朝食の際にトマト、納豆を少しあげています。 家族が全員仕事に行くとケージの中でゆっくり。 香澄さんが在宅で仕事をする時は自由に過ごします。 |
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昼 | 香澄さんのお母さんがお昼休憩で家に帰ってくるので、 1時間くらいケージから出てフリーに。 おやつやヨーグルトを混ぜたお水を与えることが多いです。 |
夕方 | 17時ごろにお散歩。 行きはクンクンと嗅ぎながらまわりを気にしていますが、家が見える距離になると鬼ダッシュ!!! 18時ごろに晩ごはんでイヌベジ100gを食べます。 |
夜 | 香澄さんの甥っ子や姪っ子たちとおもちゃで遊びます。 人間がごはんを食べていると、おやつのある場所を見つめて吠えてほしいアピール。 わんこが食べられるものが夕飯のメニューにある時はちょっと分けてあげることも。 夜は香澄さんと一緒に就寝。 |
Q.さまざまな種類の食べものをあげている印象ですが、理由はありますか?
清水香澄さん
栄養が偏らないようにいろんな種類の食べ物をあげています。なんでも興味をもって食べてくれるので、味がついていないお肉やサーモン、マグロのお刺身なども食べています。ただ、普通の水を飲むのが苦手で。ヨーグルトを混ぜたり、お肉の茹で汁を混ぜたりして味をつけたお水を飲ませています。
Q.香澄さんだけではなく、お母さんや甥っ子姪っ子ちゃんなど家族みんなでジェニちゃんとコミュニケーションをとっているのを感じます。
清水香澄さん
ジェニ自身も家族が大好きで、お母さんに甘えたり、甥っ子たちと遊んだり楽しそうに過ごしています。ジェニのおかげで家族の仲もさらに深まりました。
お金事情
気になるのが「飼育費用」。ドッグフード、医療費、保険料など1ヶ月にかかっている費用について、教えていただきました!
フード・おやつ代 | 2〜3,000円(イヌベジは含めず) |
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医療費 | 月によってまちまち |
トリミング・お手入れ費用 | 4,000円 |
保険料 | 2,500円 |
まだ若いこともあって、通院はしていないというジェニちゃん。大きな手術は避妊手術のみとのこと。トリミングサロンは、友達からの口コミを参考に決めて、耳掃除や爪切りもお願いしているそう。シャンプーは香澄さんがやることも。
わんこと暮らしてよかったこと
都会に住んでいた時は、予定をたくさん詰めて心も体も余裕がない生活をおくっていたという香澄さん。ジェニちゃんとの生活を楽しむためにも、スケジュールの入れ方を見直して、ゆとりを持つことを意識したといいます。ジェニちゃんのためにと余裕のある生活に変えたことで、香澄さん自身もゆとりができて楽になったそう。
ジェニちゃんと出かけられるドッグカフェやわんこと泊まれるホテルなどを開拓することも、大きな楽しみ。いい場所があった!と気付けることで幸福度が上がったといいます。
家族が大好きなジェニちゃん、これからも楽しく元気いっぱいに過ごしてね!
PROFILE
古澤椋子
水産学部卒のフリーライター、いつかコーギーと暮らすことが夢。