わんこライフマガジン:16歳のシニア犬との暮らし。温厚なチワワと暮らすkyokoさん
UPDATE.2024.04.03
わんことのリアルな暮らしをお届けする企画「わんこライフマガジン」。
今回ご登場いただくのは、性格ピカイチなシニア犬と暮らすkyokoさんです。
16歳のロングコートチワワ、みーちゃんとの出会いや、長い時間を一緒に暮らすなかで工夫してきたことなどについて伺いました。(取材:2024年3月)
kyokoさん東京都在住
kyokoさん東京都在住
- おうちのわんこ
-
- みー
- 16歳
- チワワ
- 家族構成
- 母
みーちゃんとの出会い
遡ること16年前。みーちゃんとの出会いは、知り合いのブリーダーさんから「チワワが生まれたんだけど、引き取りませんか?」と聞かれたことがきっかけでした。以前からわんこをお迎えしたいと思っていたkyokoさん一家。家族会議の末に、「みんなで力を合わせて育てよう!」と決めたのだそうです。
Q.当時、みーちゃん以外にも候補はいたのでしょうか?
kyokoさん
ブリーダーさんの元には全部で3匹のチワワがいたそうです。私はお見合いの日に都合がつかなかったので家族に行ってもらったのですが、見た瞬間「この子だ!」と思ったらしくて。みーちゃんがいちばん元気で愛想がよく、その場で即決したみたいです。
Q.kyokoさんはお迎えしたときが初対面だったと思います。みーちゃんの第一印象は?
kyokoさん
小さな体でちょこちょこ走り回る姿に、「うわー!かわいい…!」とキュンキュンしました。
今より毛の色が暗めで、口のまわりが泥棒ヒゲのように黒くて、そんなところも愛らしかったですね。
Q.舌がぺろんと出ているのもかわいいですが、これは最初からなんでしょうか?
kyokoさん
お迎え当初からです。いちおう動物病院でも診てもらいましたが「個性だし大丈夫だよ」と言われました。私もチャームポイントのひとつだと思っています。
Q.お迎えする前に心配していたことはありましたか?
kyokoさん
家族全員これまで犬と暮らしたことがなかったので、ちゃんと面倒を見ていけるかなという漠然とした不安はありましたね。トイレトレーニングがうまくできなくて、今でも粗相をしてしまうことがあります。
ただ、「オテ」「マテ」「オスワリ」は覚えているんです。食いしん坊なので、ごはんやおやつをあげるときだけ頑張ってくれるんですよ(笑)。
みーちゃんの性格
小さいころは元気いっぱいに動き回っていたというみーちゃん。今はだいぶ落ち着いてきたようですが、温厚で人が大好きなところはお迎え当初からずっと変わっていないのだそうです。
Q.写真に黒いチワワが一緒に写っていますが、ほかのわんことも仲良しなんですね。
kyokoさん
この黒い子は会社の同僚のチワワで、犬も入店できるお店で一緒にごはんを食べたときの写真です。向こうは怖がってそっぽを向いているのですが、みーちゃんは終始リラックスしていました。
Q.チワワは警戒心が強い子が多いと聞きますが、みーちゃんは違うんですね。
kyokoさん
そうなんですよ。出会ったころから怖がったり唸り声をあげたりすることもなく、人見知りもしません。本当に飼いやすい子なので、これまで性格面で悩まされたことが全然思い浮かばないくらいです。
1日の生活
寒い気候が苦手なチワワ。お散歩では寒いと歩いてくれない日もあるので、最近は抱っこして出かけているそう。みーちゃんとの1日の生活について、教えていただきました。
朝 | 起きたら朝ごはん。 ドライフードに犬用のウェットフードやささみ、茹で野菜を混ぜたごはんをもりもり食べます。 家族みんなが仕事に出かけると一人でお留守番。夜まで寝て過ごします。 |
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昼 | kyokoさんや家族がお休みの日に、15〜30分ほどお散歩へ。 夏場は日が落ちてから。冬場はお昼〜夕方にかけて洋服を着て出かけます。 寒いとあまり自分では歩いてくれないそうですが、ひなたぼっこを兼ねて抱っこして外へ連れ出します。 |
夜 | 夜ごはんの後は、ときどきkyokoさんや家族にかまってもらいながら人がいる部屋をウロウロ。 冬場は猫のように電気毛布の上にいることが多いのだとか。 夜はお母さんと一緒に寝ますが、夜中にkyokoさんの布団へもぐりこんで来ることもあります。 |
Q.手の込んだごはんをあげているんですね!
kyokoさん
昔はドライフードだけだったのですが、2年ほど前に急に食べなくなってしまって。なぜかはわからないのですが、心当たりがあるとすれば犬用のバースデーケーキです。あれを誕生日に食べて、味を占めたんじゃないかなと思っています。
Q.いきなり食べなくなると、ドキッとしますね。
kyokoさん
もともと食いしん坊な子なのですごくびっくりして、なんとか食べてもらいたいと試行錯誤しました。新しいドッグフードを買ってみたり、お湯を入れてドライフードをふやかしてみたり…。最終的にウェットフードを混ぜたものを食べ始めたときには本当にホッとしました。
食欲はあるようで、以前はトッピング部分だけを分けて食べるのが困りものでしたが(笑)、最近はキレイに食べてくれています!
お金事情
持病の治療のため、お薬が欠かせないというみーちゃん。
1ヶ月にかかっている費用について、教えていただきました!
フード・おやつ代 | 約2,000円 |
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医療費 | 約6,000円 |
トリミング・お手入れ費用 | 5,000円(2〜3ヶ月に1回程度) |
保険料 | 約6,000円 |
入院費・手術費など | 避妊手術費(パピー時代) |
Q.みーちゃんは持病があるそうですね。
kyokoさん
気管虚脱といって、気管が狭くなって呼吸がしづらくなる病気を抱えています。数年前から咳の症状が出始めて、少しずつひどくなっているんです。特に夜中はかわいそうになるくらい咳き込むことがあって、朝晩2回、薬をしっかり飲んで症状を抑えている状態です。
興奮すると咳が出やすくなるので、なるべく刺激しないように気をつけています。この病気以外はすごく健康なんですけどね。
わんこと暮らしてよかったこと
Q.みーちゃんと暮らしてよかったことはどんなところですか?
kyokoさん
全部です!
みーちゃんが待っていると思えば、どんなときでも家に帰るのが楽しみで仕方がなくて。私は飽きっぽいほうなのですが、この子だけは見飽きることがないんです。というか、むしろ接し足りないくらいですし、これからもずっと足りることはないんだろうなと思います。
みーちゃんは私にとって「喜びや幸せを具現化した存在」です!これからも一日一日を大切に、穏やかに過ごしていきたいですね。
PROFILE
あやこあにぃ
元測量士、かつてクマの研究もしていた動物好きのWebライター&作家です!インタビュー記事やコラム、小説など、幅広く執筆活動中です。