中富さん

犬と猫どちらも飼うのがはじめてだったので、まずはどちらから飼うほうがいいかを調べました。最終的には、まわりの意見を参考に猫から飼い始めたんです。ノアが生活に慣れてきたころに、犬についても情報を集め始めて、犬と暮らしている人の話や雑誌、YouTubeなどで知識をつけていきました。犬種図鑑なども見て、猫と相性のいい犬種について調べましたね。

中富さん

ペット博というペット関連の展示会に行ったときに、キャバリアの飼い主さんが集まっているのを見かけて、だっこさせていただいたんです。そこでキャバリアの可愛さにメロメロになってしまって。

帰りの電車でキャバリアのブリーダーサイトを調べて見かけたのが、アイビーでした。元々犬を飼うための準備も進めていて、キャバリアはフレンドリーでしつけもしやすい、猫との相性も悪くないというのを見ていたので、いいタイミングでの出会いだったなと思います。

中富さん

すぐに一緒の空間で住み始めるのは互いにとってストレスになるだろうと考え、初めは生活エリアをしっかりと分けるようにしていました。食事のスピードが違うので、現在も食事場所は分けるようにしています。ノアのほうが先輩になるのでお世話の順番はノアから、ベットにあがれるのはノアだけというように、序列を守るようにしています。

中富さん

金銭的な部分が不安でした。1ヶ月どれくらいの金額がかかるのか予想がつかなかったので必要なもののリストを作り、金額も確認して犬を一生育てるのにかかる金額を試算したんです。保険料や避妊手術の相場もわからなかったので、事前に細かく調べることで不安を解消していきました。

中富さん

他の犬と関わって社会性を身につけてほしいと思って、しつけ教室に通わせました。アイビーの成長も実感でき、犬との適切なコミュニケーションの取り方を学ぶことができました。困ったときにトレーナーさんに質問したり、他の飼い主さんとも知り合うことができたりと私にとってもメリットが大きかったです。

犬の幼稚園では、朝の10時から夕方の5時まで預けることができるんです。子犬の時期は、アイビーにつきっきりになってノアに手をかけてあげられないときがあったので、アイビーが幼稚園に行っている間にノアとだけ過ごす時間を取れたのもよかったです。

中富さん

トイレのしつけに一番苦労しましたね。初めは失敗するのが当たり前だったので、いろんな方法を調べながら、アイビーに合う方法を模索していきました。トイレをしそうな時間になったらトイレのまわりをサークルで囲み、トイレをさせて、そのサークルを少しずつ広げていくというやり方で進めていきました。

成功したと思ったら、次の日は失敗してしまうというように一進一退で……。うまくできるようになるまで2、3ヶ月はかかったと思います。

中富さん

基本的に別々で自由に過ごしているんですが、距離が近づいたときにどちらからともなくちょっかいを掛け合って、じゃれたり、追いかけっこしたりしています。ノアが先輩のようにアイビーの面倒をみていることが多く、しっぽを動かしてアイビーに追いかけさせたり、はたかせたりして遊んでいます。

中富さん

やりとりに犬と猫の性格の違いが出ていてとてもかわいいです。ノアは、人に対しては塩対応なんですが、他の動物にはやさしくフレンドリーなタイプ。アイビーと過ごすのも苦じゃなさそうで安心しています。

中富さん

避妊手術前に血液検査をしたら、血小板という成分の数値がゼロに近いことが分かって、8ヶ月ほど定期的に病院に行っていました。保険がきかない検査もあり、薬代なども合わせて総額10万円ほどかかりました。血小板が少ないままだと血液が固まりにくいので、避妊手術もできず、少しのケガにも気をつけないといけないという状況でした。

中富さん

子犬の時期をすぎたころに血小板の数値が安定して、とりあえず解決しました。キャバリアにありがちな病気だったようで、成長するにつれて解決することがあるようです。犬種ごとのかかりやすい病気についても把握しておくことは大切だなと思いました。

中富さん

犬には犬、猫には猫の可愛さがあって、日々癒されています。アイビーを飼い始めたことで、他の飼い主さんと出会ったり、ドッグカフェやドッグランに行ったりと私自身もアクティブになりました。アイビーのおかげで充実した日々と送ることができています。

中富さん

さまざまなことに悩むと思いますが、意外と犬も猫もたくましくお互いが心地よい距離感を自分たちで作れることを伝えたいです。知識を身につけたり、事前に準備をすることももちろん大切ですが、犬と猫にある程度任せる心構えをもっておくことも必要だと思います。