ジャーマン・シェパード・ドッグ
UPDATE.2023.09.22
知性と運動能力を併せ持ち、凛々しい姿が魅力。
警察犬や介助犬として活躍するジャーマン・シェパード・ドッグ。
目次
ジャーマン・シェパード・ドッグってこんなわんこ
- しつけ
- しにくい しやすい
- 運動量
- 少ない 多い
- 吠えやすさ
- 吠えにくい 吠えやすい
- 友好度
- 低い 高い
- 毛の
抜けやすさ - 抜けにくい 抜けやすい
- 原産国
- ドイツ
- サイズ
- 大型犬
- 体重
- 約30~40kg
- 寿命
- 9~13歳
- 毛の種類
- ブラック&タン、ウルフカラー、オールブラック、ホワイト
※スイスではホワイトはホワイトシェパードと言われています。
ジャーマン・シェパード・ドッグの性格
優れた忍耐力と洞察力を持ち、警察犬に最適な犬種と言われています。家族や信頼した相手には愛情深く従順な性格ですが、見知らぬ人やわんこへの警戒心が強く攻撃的になってしまうことも。
パピー期からしっかりトレーニングを行うことで社会性が身に付き、うまく対応できるようになります。
ジャーマン・シェパード・ドッグの飼い方
①パピー期からトレーニングを
警戒心が強く、興奮すると制御が効かなくなることも。パピー期から周囲の人や犬に慣れさせて社会性を身に付けることが大切です。
パワフルな犬種のためトレーニングは必須。吠え癖や噛み癖がつかないようにしましょう。飼い主への忠誠心が高い犬種なので、トレーニングを通して信頼関係を築くことが大切です。
②たくさんの運動を
とても多くの運動量が必要な犬種で、1日2回、1回につき1時間以上が理想的です。休日はドッグランなどで思いっきり走らせるなど、たくさん運動させましょう。
お迎え前には自宅や近所に思いっきり走れる広い場所があるか確認しておくことをオススメします。
③ブラッシングは週1回を目安に
ダブルコートのため抜け毛の多い犬種です。特に年2回ある換毛期は非常に多くの毛が抜けるので、週1回はブラッシングを行いましょう。(換毛期は週2~3回を目安に)
短毛なのでトリミングは不要ですが、シャンプーは月1回が目安です。
気をつけたい病気
①股関節形成不全
大腿の骨と骨盤を繋ぐ股関節に異常がみられる病気。 症状としては横すわりをする、腰を振るような歩き方やスキップのような歩き方がみられます。
②胃捻転
何かしらの原因で胃がねじれる病気です。体液やガスが溜まり、他の臓器が圧迫され循環障害やショック症状を起こすことがあります。治療が遅れた場合、死に至る可能性も。
遺伝的なものだけでなく、食後の急激な運動や早食いなどの生活習慣も要因とされており、症状が疑われるときは早急な処置が必要です。
③分離不安症
不安障害のひとつで、飼い主さんの姿が見えなくなると極度の不安から鳴き続ける、粗相をする、周囲の物を破壊するなどの症状が現れる状態のことです。治療には精神安定剤などの薬物療法と、問題行動を改善する行動療法を併用していきます。
飼い主さんに聞いた!ジャーマン・シェパード・ドッグあるある
①実はとっても甘えん坊!
一見たくましく、かっこいい見た目のジャーマン・シェパード・ドッグ。少し怖い印象を持たれやすいですが、実はすごく甘えん坊な性格の持ち主。
家の中では飼い主さんにぴったりくっついて常に一緒。見た目とのギャップがたまりません!
②気が利く繊細さん♪
小さなお子さんがおやつをあげる時に、小さな手を噛まないように歯が当たらないように食べたり、そっと端っこから食べたり。お子さんが泣くと「どうしたの?」とトコトコやってきて心配そうにすることも。
とても気配りができて優しい一面を持っています。
1880年代後半にドイツの軍人であったマックス・フォン・シュテファニッシュ氏が、優秀な軍用犬を作出することを目的に交配させたと言われています。彼はドイツの牧羊犬であったオールド・ジャーマン・シェパードに注目。繁殖を繰り返して現在のジャーマン・シェパード・ドッグが誕生しました。
優れた洞察力や訓練性の高さから、警察犬や介助犬として世界中で活躍しています。