ラブラドール・レトリバー
UPDATE.2023.09.22
フレンドリーで賢く、職業犬としても活躍。
良きパートナーとなってくれるラブラドール・レトリバー。
目次
ラブラドール・レトリバーってこんなわんこ
- しつけ
- しにくい しやすい
- 運動量
- 少ない 多い
- 吠えやすさ
- 吠えにくい 吠えやすい
- 友好度
- 低い 高い
- 毛の
抜けやすさ - 抜けにくい 抜けやすい
- 原産国
- カナダ
- サイズ
- 大型犬
- 体重
- 約30∼36kg
- 寿命
- 10∼12歳
- 毛の種類
- イエロー、ブラック、チョコ
ラブラドール・レトリバーの性格
明るく、社交的でフレンドリーな性格は「レトリバー気質」と言われるほど。飼い主に対して愛情深く、服従性の高さと知能を持っていることから盲導犬や介助犬、警察犬、麻薬探知犬、災害救助犬など世界中で幅広く活躍している犬種です。
ラブラドール・レトリバーの飼い方
①肥満に注意!
大型犬のなかでも食欲が旺盛な犬種と言われており、与えたら与えた分だけ食べてしまうことも。毎食きちんと計量し、食べさせ過ぎないように注意しましょう。活発な犬種なので毎日しっかり運動する時間をとりましょう。肥満にならないためにも、1日2回最低60分程度の散歩が必要です。
②体だけでなく頭を使う遊びも取り入れて
生まれ持った学習能力の高さから、知的好奇心が満たされないとストレスが溜まりいたずらをすることも。獲物を回収するレトリバーの習性を活かした「持ってこい遊び」や、おもちゃやエサを隠して探させるような頭を使う遊びやトレーニングを取り入れましょう。
③毎日のお手入れで抜け毛対策を
ダブルコートで1年に2回ある換毛期は特に抜け毛が多い犬種です。ブラッシングは新陳代謝を促進するマッサージ効果もあるので毎日行うのがベスト。トリミングの必要はありませんが、月に1~2回を目安にシャンプーをしましょう。
気をつけたい病気
①股関節形成不全
大型犬によく見られる病気です。歩くのを嫌がったり、足を引きずって歩くなどの症状が見られたらすぐに病院へ。
肥満も原因の1つになるので、体重管理をしっかり行いましょう。
②マラセチア性皮膚炎
マラセチア性皮膚炎とは、皮膚の上でマラセチア(皮膚や耳に常在する酵母様真菌・カビの仲間)が過剰に増え、皮膚のベタつきやフケ、くさい体臭、赤みが出る病気です。高温多湿の時期に悪化する傾向があります。犬同士や犬から人へ感染することはありません。
定期的なシャンプーやブラッシングで皮膚・被毛を清潔に保つなど、日頃のケアを心掛けることが予防につながります。
③三尖弁閉鎖不全症
心臓の右心房と右心室の間にある三尖弁(右房室弁)がきちんと機能せず、血液が逆流してしまう病気です。疲れやすくなる、咳が出る、腹水が溜まるなどの症状がみられます。明確な予防方法はなく、日ごろの様子をしっかり観察することが大切です。
飼い主さんに聞いた!ラブラドール・レトリバーあるある
①犬界の美食家?!
大型犬の中でも食欲旺盛といわれているラブラドール・レトリバー!飼い主さんが台所に立つとやってきて、冷蔵庫へ行くときもいくと一緒についていく……。「ちゃんと料理できてるの?!」とまるで料理長のように見張ってきます。
②水が大好き!
水猟犬として活躍していたラブラドール・レトリバー。川や海が大好きな子が多く、水場に行くと思いっきり走り回って、水の中へダイブ!!多少の寒さなんて気にしません!
②嬉しいとき、何か咥えて持ってきがち
飼い主さんの帰宅時におもちゃを咥えて玄関までお迎えにきたり、お散歩中にお気に入りを見つけると咥えながらお散歩したり……。咥える表情もどこか誇らしげで、ついつい褒めてあげたくなります!
ラブラドール・レトリバーの歴史
ラブラドール・レトリバーは、16世紀頃カナダのニューファンドランド半島にいた「セント・ジョンスレトリバー」がルーツであるといわれています。当時は漁師が飼育しており、綱からこぼれ落ちた魚を回収するなど水中作業を担っていました。その高い能力に惹かれたイングランドの貴族がイギリスへと輸入。その後は鳥猟犬として発展しました。
犬種名にある「レトリバー」とは獲物を回収運搬する犬という意味で、ハンターが打ち落とした水鳥を回収する役割を担うことから名付けられました。