サモエド
UPDATE.2023.12.27
真っ白でふわふわな被毛が美しいサモエド。
つぶらな瞳と、まるで微笑んでいるかのような「サモエドスマイル」が魅力的な犬種。
目次
サモエドってこんなわんこ
- しつけ
- しにくい しやすい
- 運動量
- 少ない 多い
- 吠えやすさ
- 吠えにくい 吠えやすい
- 友好度
- 低い 高い
- 毛の
抜けやすさ - 抜けにくい 抜けやすい
- 原産国
- ロシア
- サイズ
- 大型犬
- 体重
- 約16〜30kg
- 寿命
- 12〜14歳
- 毛の種類
- ピュア・ホワイト、クリーム、ホワイト・ビスケット
サモエドの性格
ロシアのサモエド族と共存してきたルーツがあるので、基本的に人が好きで穏やかな性格です。遊び好きで人見知りも少なく、初めての人や他のわんことも仲良く接することができます。社交的な性格なので、番犬には向きません。
サモエドの飼い方
①夏のお散歩は涼しい時間帯に
サモエドは寒さに強い被毛と皮下脂肪を備えているため、暑さに弱い犬種です。夏はエアコンで室内温度を管理し、お散歩は日が昇る前や日が暮れてからの涼しい時間帯にしましょう。
②朝晩1時間以上の運動を
サモエドは使役犬としてのルーツがあるため、可愛らしい見た目に反して、筋肉質で運動量の必要な犬種です。朝晩それぞれ1時間以上のお散歩をしてあげましょう。活発で遊び好きなので、お散歩だけではなく室内でのおもちゃ遊びも取り入れるといいでしょう。
③美しい被毛の秘訣はこまめなお手入れ
厳しい寒さに耐えられるよう、毛量が多いダブルコートのサモエド。年に2回ある換毛期には、特に抜け毛が多くなります。日々のブラッシングで毛のほつれを取り除いてあげましょう。
・シャンプー:1ヶ月に2~3回が目安
・トリミング:必要なし
気をつけたい病気
①胃捻転
はっきりとした原因は不明ですが、大型犬や胸の縦幅が長い犬種に多い、胃がねじれる病気です。体液やガスが溜まり、他の臓器が圧迫され循環障害やショック症状を起こすことがあります。治療が遅れた場合、死に至る可能性も。遺伝的なものだけでなく、食後の急激な運動や早食いなどの生活習慣も要因となります。胸から胃が急に膨らんだり、お腹を叩くとボールを叩いたような感触があったり、ぐったりするなど、胃捻転を疑う症状があるときは急いで病院へ向かいましょう。疑われるときは早急な処置が必要です。
②股関節形成不全
大腿の骨と骨盤を繋ぐ股関節に異常がみられる病気。パピー期に症状が出ることが多いです。 症状としては横すわりをする、腰を振るような歩き方やスキップのような歩き方がみられます。
飼い主さんに聞いた!サモエドあるある
①アイドル級の笑顔、「サモエドスマイル」
黒くてまん丸な瞳と、まるで微笑んでいるようなお口の両端が上がった顔つきは「サモエドスマイル」と呼ばれるほど魅力的。目が合うと、かわいい笑顔にこちらまでにっこり。
②換毛期はまるでわたあめ製造機?!
サモエドの換毛期はとにかくよく毛が抜けます。お尻あたりの毛をつかむと、ふわふわの真っ白な被毛がごそっと取れることも。
毛をつまむたびにたくさん抜けるので、まるでわたあめ製造機のよう!?
ロシアのシベリア地方でサモエド族と暮らしをともにしてきた土着犬。別名「シベリアン・スピッツ」と呼ばれ、その歴史は3000年以上前からと言われており、現在もほぼ姿が変わっていない稀有な犬種です。
牧畜犬、狩猟犬、そり犬、警護犬、時には眠る時の湯たんぽ代わりとして、サモエド族と共存し、生活を支えてきました。1870年~1912年にかけて行われた北極・南極大陸遠征で大活躍したことがきっかけで、サモエドの名が広がります。当初は黒やタンなどさまざまな毛色が存在しましたが、20世紀初頭から本格的に改良され、現在のホワイト系の毛色が主流になりました。