数あるスパニエル種の中でも古い歴史をもつ、イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル。
バランスのとれた美しいスタイルと高い運動能力を持つ鳥猟犬。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルってこんなわんこ

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの性格

明るく温厚で家族のことが大好きな性格ですが、我の強いエネルギッシュな一面もあるのでしつけや訓練が大切です。忠誠心が強く、飼い主に従う賢さがありますが、長時間1匹での留守番は苦手な場合も。
また、初対面の人や他のわんこに対して警戒心が強く、慣れるのに時間がかかる傾向があるのでパピーの時期から社会性を身につけましょう。

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルの飼い方

①主従関係を構築して

賢い犬種なので、しつけを怠ると騒がしく扱いにくい性格になってしまうことも。パピー期からしっかりとしつけをしましょう。
また、興奮しやすい一面もあるので”オスワリ”や”マテ”などで落ち着ける訓練をするといい良いでしょう。

②運動は毎日しっかりと

鳥猟犬でスタミナのある犬種なので、1日2回、1回あたり1時間程度の散歩が必要です。休日はドッグランなどで思いっきり走らせてあげると良いでしょう。
また、知力もあるので頭をつかう遊びを取り入れてあげましょう。

③こまめなお手入れを

細くて長く、ウェーブのかかった被毛は、毛玉ができたり絡まったりしやすいため、こまめなお手入れが大切です。ダブルコートなので年に2回ある換毛期は特に抜け毛が多くなります。
2ヶ月に1回はトリミングで整えてあげることをおすすめします。

気をつけたい病気

①股関節形成不全

大腿の骨と骨盤を繋ぐ股関節に異常がみられる病気。
症状としては横座りをする、腰を振るような歩き方やスキップのような歩き方がみられます。

②激怒症候群（レイジ・シンドローム）

威嚇行為もなく突然噛みつくなど、攻撃的になる先天性の脳疾患です。家族であろうが容赦なく噛みつき、興奮がピークに達すると急におとなしくなります。
先天性のてんかん症状の一部で、脳内のセロトニンの低下が影響しているといわれており、治療法はありません。

③進行性網膜萎縮症

目の中の網膜が少しずつ萎縮し、徐々に見えなくなる遺伝性の眼疾患です。症状が進行すると失明してしまいます。予防法がなく、症状に気付きにくいため、定期的な検診が大切です。

飼い主さんに聞いた！イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルあるある

①飼い主にどこまでもついていきます！

イングリッシュ・スプリンガー・スパニエルは人間の指示を聞いて動く鳥猟犬。飼い主さんの姿が見えなくなると不安になって探し回ることも…！お家の中でもいつも飼い主さんと一緒。料理中や支度中、お手洗いの中までも（笑）。どこまでもついていきます！

②夢の中で走り回るほどのアクティブさ

お散歩大好き！お散歩以外でもお家で飼い主さんに「おもちゃ投げて！」と駆け寄ってきます。
寝ている時に脚をじたばた動かして走っているような動きをすることも。どうやら夢の中でも駆け回っているようです。