キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
UPDATE.2024.02.25
イギリス王室を夢中にさせた愛玩犬、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。
人もわんこも大好きな愛嬌たっぷりの犬種。
目次
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルってこんなわんこ
- しつけ
- しにくい しやすい
- 運動量
- 少ない 多い
- 吠えやすさ
- 吠えにくい 吠えやすい
- 友好度
- 低い 高い
- 毛の
抜けやすさ - 抜けにくい 抜けやすい
- 原産国
- イギリス
- サイズ
- 小型犬
- 体重
- 約5∼8kg
- 寿命
- 9∼14歳
- 毛の種類
- ブラック&タン、ブレンハイム、ルビー(レッド)、トライカラー
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの性格
理想の家庭犬といわれるキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。飼い主だけでなく誰とでも仲良くなれる、明るくてフレンドリーな性格です。とても寂しがり屋なので室内飼育はもちろん、コミュニケーションをしっかりとってあげることが大切です。
長時間の留守番も苦手なので、パピー期からトレーニングを行いましょう。
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルの飼い方
①暑さ対策はしっかりと
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは暑さに弱い傾向があります。特に夏は熱中症にならないようにお散歩の時間を配慮したり、冷却グッズを活用するなど工夫しましょう。
②1回30分程度の運動を
お散歩は1回30分程度、1日1~2回が目安です。鳥猟犬がルーツの犬種なので、とても遊び好きで活発。ボール遊びやアジリティ競技もオススメです。
雨などで散歩に行けない時は室内で遊ばせて、ストレスを発散させてあげましょう。
③日々こまめなケアを
ダブルコートのため、換毛期には大量に抜け毛が発生します。毛が絡まって毛玉になりやすいのでブラッシングはこまめに行い、美しい被毛を保つようにしましょう。しっぽや手足の飾り毛のお手入れも忘れずに。
気をつけたい病気
①僧帽弁閉鎖不全症
心臓の弁の異常により血液が逆流する病気です。遺伝子疾患であるため早い場合は4~5歳、6歳以上になると60%以上発症すると言われています。咳、運動をしたがらないなどの症状がみられる場合は早めに受診しましょう。
②乾性角結膜炎(ドライアイ)
他の犬種より目が突出している為、異物や紫外線の刺激を受けやすく目に負担がかかりやすい犬種です。目がしょぼしょぼしている、目やにの量が多い白目が充血しているなどの症状があれば病院で診てもらいましょう。
③外耳炎
垂れ耳で長毛種のため耳の中が蒸れやすく、外耳炎になりやすい犬種です。耳を気にしていたり、耳が臭うなどの症状が見られたら病院で診てもらいましょう。
特に梅雨から夏にかけて湿気が増える時期は要注意です。
飼い主さんに聞いた!キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルあるある
①愛嬌満点で番犬にはなれず
とても人懐っこく優しい性格のキャバリア・キング・チャールズ・スパニエル。もちろん番犬としての威厳はなく、飼い主がご近所さんと話しているうちに、気付いたらご近所さんの家に上がり込んでいる……!なんてことも。
②お姉さん座りが得意
座り方がちょっぴりへた(?)なキャバリアさん。足を横に流しておしりをつく「お姉さん座り」がリラックスできるみたい。
③魅力的な「くちたぷ」
飼い主の間では、口元がたぷっとなっていることを「くちたぷ」と呼んだりします。うつ伏せで寝ると、「くちたぷ」の寝ぐせがつくことも。また、「くちたぷ」をびよ~んと引っ張る顔がとても可愛く、飼い主を夢中にさせているのだとか。
16世紀ごろに存在した鳥猟犬(スパニエル)がルーツの犬種です。その名の通り、イギリス王室のチャールズ1世・2世に愛されたと言われており、当初はコッカ―・スパニエルとよく似た外見だったそうです。
19世紀に入り、愛玩犬として小型のスパニエル犬と、鼻が短い短頭種の交配が盛んに行われ、「キング・チャールズ・スパニエル」と呼ばれるようになりました。
短頭種のキング・チャールズ・スパニエルは呼吸器疾患にかかりやすいことが問題視され、古来のスパニエルへの回帰を目指して作出し、マズルの長い現在の姿になったと言われています。