ヨークシャー・テリア
UPDATE.2023.11.13
美しい毛並みから「動く宝石」と言われているヨークシャー・テリア。
「ヨーキー」の愛称で世界中から愛される犬種です。
目次
ヨークシャー・テリアってこんなわんこ
- しつけ
- しにくい しやすい
- 運動量
- 少ない 多い
- 吠えやすさ
- 吠えにくい 吠えやすい
- 友好度
- 低い 高い
- 毛の
抜けやすさ - 抜けにくい 抜けやすい
- 原産国
- イギリス
- サイズ
- 小型犬
- 体重
- 約2〜3kg
- 寿命
- 14〜16歳
ヨークシャー・テリアの性格
テリア種は知能が高く、大型犬に向かっていく気の強さも持ち合わせています。また狩猟犬のルーツがあるため、とても好奇心旺盛で活発な性格です。一度覚えると忘れない聡明さがあるので、パピー期からしっかりしつけをするととても飼いやすい犬種です。
ヨークシャー・テリアの飼い方
①温度管理に注意
暑さにも寒さにも弱い犬種です。夏はクーラーで室温を23~25度で管理し、冬の寒い日には洋服を着せて体温を調節してあげましょう。
②適度なお散歩で気分転換を
膝の関節が弱く、膝蓋骨脱臼になりやすい犬種です。長距離の運動は不要ですが、1日2回、10~15分程度のお散歩で気分転換を。狩猟犬がルーツなので、ボール遊びが大好きです。お散歩以外にもおもちゃで遊びながらコミュニケーションをとりましょう。
③毎日のブラッシングと月1回のトリミングを
生涯のうちに毛色が7回も変わると言われているヨークシャー・テリア。パピー期は黒っぽい被毛で大人になるにつれて白やシルバーが増え、艶が出てきます。シングルコートで抜け毛は少ないですが、毛玉ができやすいのでブラッシングは毎日欠かさず行いましょう。
トリミングは月1回が理想的です。
気をつけたい病気
①膝蓋骨脱臼(パテラ)
後脚の膝のお皿の骨が正常な位置からずれたり、外れたりするのが主な症状。 生まれつきの先天的ケースと、さまざまな衝撃により膝のお皿がずれてしまう後天的ケースがあります。
②膿皮症
皮膚表面に菌が増えたり、皮膚のバリア機能が低下することでかゆみや発疹が発生する病気。主に背中やお腹に発症します。原因は多汗症、アトピー性皮膚炎、代謝や免疫力の低下などさまざま。何度も繰り返す場合は原因究明が重要になります。
③結膜炎
結膜炎とは、まぶたの裏側の組織(結膜)が炎症を起こした状態です。白目部分が充血したり、眼が腫れて見えたりします。犬の結膜炎には感染性と非感染性の2つがありますが、眼に入った異物やアレルギーが原因になる非感染性が多いです。
飼い主さんに聞いた!ヨークシャー・テリアあるある
①髪(被毛)、乱れがち
おもちゃをぶんぶん振り回して遊んでいると、長い被毛がお顔にかかって視界が狭くなる…。きっと見えにくいだろうけど、何度直しても乱れるので、気づけば無造作スタイルが定番に。
②アスファルトに馴染みすぎ
アスファルトの上を歩くと、ブルーの毛色がまるで保護色のように一体化。一緒にお散歩する飼い主さんも一瞬目を疑うほど溶け込みます。
9世紀ごろ、イギリスのヨークシャー地方の工場地帯でネズミ退治をするために生まれたヨークシャー・テリア。1862年に「ブロークン・ヘアード・スコッチ・オア・ヨークシャー・テリア」と名付けられましたが、長すぎて定着せず、1870年ごろに現在の名前へ改名されました。被毛の美しさや活発で明るい性格から多くの人に愛される犬種となりました。